未完の商品でファンを作れ!アジャイル方式の極意とは

あなたのビジネスや商品、サービスにファンはいますか。

それもアイドルグループの熱狂的信者ほどに熱心な真のファンです。

 

もし、心当たりがないのでしたら、ぜひこの記事を読んでください。

あなたのビジネスにコアなファンを作るための手法が詳細に書かれています。

 

 

商品は完成させてはいけない

アジャイル方式でお客様を巻き込む

 

もし、あなたが商品やサービスを売ろうとしたときに、「未完成の商品を販売してください」といわれたらどう感じますか。

 

「何をいっているんですか?」

 

と感じますよね。

 

普通、商品は完成してから販売をします。

しかし、これからお話をするアジャイル方式というやり方では、商品を開発しながら販売をするのです。

 

これをすることによってお客様をあなたのファンにすることができるんですね。

 

あなたやあなたの商品・サービスに対するファンがいて、それが熱狂的であればあるほどにビジネスが軌道に乗り続けることは容易でしょう。AKB48などの例などで想像がつきますよね。

 

アジャイル方式を導入することで、作った商品やサービスが売れないという事態を防ぎうるのです。

 

 

アジャイル方式とは

お客様を商品開発に巻き込む手法

 

アジャイル方式がどんなものなのかというと、お客様を商品の開発に巻き込みながら販売するという手法です。

 

つまり、商品の開発にあたって積極的にお客様の声を聞くということです。

 

実際にあなたの商品やサービスを使ってみたお客様から、フィードバックを手に入れることで、商品やサービスの改善・開発をどんどん進めていくのです。

 

 

具体的に例をあげると、このような形になります。

 

1、商品やサービスのテストをする

2、試作品を作り商品を使ってもらう

3、フィードバックをもらい改善・開発を行う

 

 

開発に関わったお客様はファンに変わる

 

このようにして、お客様を商品開発に巻き込むと、お客様はあなたと商品のファンになる可能性が高まります。

なぜかというと、商品開発に携わることでお客様はこのような思いを持つからです。

 

自分が製品開発に関わっている

自分の声が反映されている

 

“自分が作った”という錯覚を覚えるといってもいいでしょう。

 

あなたもそうだと思うのですが、自分が作ったものは愛着が湧くものですよね。

お客様を積極的に商品開発に巻き込むことで、お客様はあなたの商品に対して自分が作ったかのような愛着を持って接するようになります。

 

これはつまり、お客様があなたやあなたの商品のファンになるということでもあるのです。

 

 

商品にファンができるとは

ビジネスとして成長できるということ

 

それでは、ここからは商品やサービスにファンができることによってどんなメリットがあるのかということについて解説していきます。

 

当然のことではありますが、商品やサービスに関して普段からファンがいるということは、日常的に商品やサービスを応援してくれる人がいるということです。

 

応援してくれる人がいるといわれても、あまりイメージがしづらいかもしれません。

先ほども例に上げたのですが、例えばAKB48は会いに行けるアイドルということで、数多くのファンがいます。

 

選挙ともなれば、ひいきにしているメンバーのために投票券付きのCDを一人で何十枚と購入するファンもいます。

 

こういった熱心なファンを抱え込んでいるからこそ、彼女たちの活動はここまで成長してきたといっても過言ではないでしょう。

 

少し想像してみていただきたいのですが、もし、あなたの商品にAKB48のファンのようなファンがいたとしたら、どうでしょうか。

 

「この商品は素晴らしい!」

「やはり、ここの商品でなくてはいけない!」

 

こんなお客様が大勢いたら、素敵ですよね。

 

 

ファンがいる=口コミが発生しやすい

 

そういったファンがいることで、口コミも発生しやすくなります。

というのも、人は自分にとっていいものや愛着のあるものを周囲に紹介したくなるからです。

 

あなたの周りにもいますよね。

自分の趣味やはまっていることについて話すことが大好きな人たち。

 

お客様があなたの商品のファンになるということは、ファンになったお客様はあなたの商品について誰かに話したくて仕方がなくなるということでもあります。

 

先ほどご紹介した、アジャイル方式に参加している方ならなおのことです。

 

なぜなら、アジャイル方式で商品開発に巻き込まれたお客様は、その商品のことを「自分で作った商品」と思っているに等しいからです。

もっと言えば、自分の子供や孫のように思っているかもしれないからです。

 

ですので、ファンが増えれば増えるほど、商品についての口コミが発生しやすくなります。

 

口コミが発生し、商品についての情報が広がることでどうなるかというと、商品が売れるスピードや商品を改善するスピードが上がり、それらのスピードが上がることにより、今まで以上に市場で売れる商品になっていくのです。

 

商品やサービスにファンがつくことの素晴らしさがイメージできたでしょうか。

ファンが大勢いるということは、ビジネスとして大変に喜ばしいことなのです。

 

では、そのファンが熱狂的信者ともいうべきファンだったらどうでしょうか。

例えば、決して競合商品を買わず、商品を喜んで周囲に勧めてくれ、新製品が出るたびに購入をしてくれるようなファンです。

 

このようなファンのことを“真のファン”というのですが、こういう要素を持ったファンが商品についていれば、ビジネスにとって鬼に金棒ですよね。

 

 

真のファンとは

3つの要素を持つファンのこと

 

それでは、“真のファン”とは具体的にどんなファンのことなのか、どうすれば真のファンを作ることが可能なのかについて解説していきますね。

 

まず、真のファンの定義です。

これは、3つの要素全てを満たしたファンのことを指します。

3つの要素とは

 

1、継続的に商品を購入している

2、競合の誘いに乗らない

3、第三者に勧めてくれる

 

です。

 

継続的に商品を購入している

 

まず最初の「継続的に商品を購入している」は、そのままの意味です。

 

例えば、あなたが新しい商品やサービスを市場に出したときに、「あなたの商品だから」というだけで購入してくれる人たちのことですね。

 

例えば、SONYが出していたVAIO(バイオ)というパソコンには、「パソコンはVAIOでなければ買わない」というコアなファンがいました。

 

彼らは、パソコンの買い替えは必ずVAIOを購入し、新製品が出れば必ずチェックを入れています。

このようなファンのことですね。

 

 

競合の誘いに乗らない

 

「競合の誘いに乗らない」というのは、例えばあなたのライバルであったり、他のところから商品を買わないということです。

あなたとあなたの商品やサービスのことだけを愛してくれる人のことです。

 

 

第三者に勧めてくれる

 

「第三者に勧めてくれる」というのは、例えば、家族・友人・同僚といった、身近な人たちに勧めてくれるということですね。

 

最近では、SNSツールを駆使することで、身近な人たちだけではなく見ず知らずの誰かにも情報発信をしてくれるファンも多くなっています。

そのファンが、SNS上で発信力のある人であればあるほどに、影響力を持ちますので、ここも重要なポイントです。

 

以上の3つを兼ね備えているのが真のファンということになります。

 

 

真のファンの作り方

 

感動体験で真のファンを得る

 

先ほどご紹介した3つを満たす真のファンがいればどれだけ心強いことでしょう。

ここからは、真のファンの作り方をお話しします。

 

そうなのです。

真のファンは、あなたが意図して作ることができるのです。

 

真のファンの作り方は簡単です。

どうするのかというと、

 

「お客様の期待値を超えるような感動体験を作る」

 

ことで真のファンを作ることができます。

 

つまり、あなたのお客様に

 

「まさかここまでするとは!」

「本当にこうなるとは思わなかった!」

 

と言わせるような体験をさせることで、真のファンを作ることができるのですね。

 

このお客様の期待値と感動体験とのギャップは、あればあるほど真のファンになる可能性が高くなります。

 

真のファンになったお客様は、口コミの発生元になり、あなたのことをもっと知りたいと思うようになってくれるのです。

 

真のファンを作るために、お客様の予想をいい意味で裏切る商品やサービス、コンテンツを提供してみてください。

 

 

まとめ

 

あなたのビジネスや商品、サービスにファンを作る方法として、2つの手法をご紹介しました。

 

1つ目は、お客様を商品開発に巻き込むアジャイル方式。

2つ目は、お客様の期待値を上回る感動体験。

 

でしたね。

 

ファンがいるということは、例えるなら建築物の基礎地盤がしっかりしているようなものです。

 

ぜひ、あなたも自分のビジネスにファンを作るために、今日ご紹介した手法を取り入れてください。

  
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