SNSマーケティング、動画戦略、Facebook戦略…etc
自社製品の販路の拡大や自社のPRのために、SNSツールを活用する企業は少なくありません。
むしろ、時代の流れはSNSツールの活用なしに生き残ることはできないかのような流れになっています。
SNSの活用が生き残りには欠かせないと感じてはいても、SNSツールがよくわからず足踏みをしている企業が多いのも事実です。
今回の記事では、トリプルメディアの解説から、SNSの活用の仕方、時代の最先端である動画マーケティングのやり方などを詳細に解説しています。
この記事だけで、今すぐSNSマーケティングを始められる内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
トリプルメディアとは何か
企業が持つべき3つのメディアの総称
現在、多くの企業がメディアの方式について考えています。
どのようにすれば、より、お客様に見ていただけるようになるのか。
どのようにすれば、より、認知してもらえるのかについて考えているのですね。
お客様に自社を認知してもらうためのメディアの利用方法を考えた場合に、必ず考えなければいけないのが、トリプルメディアです。
トリプルメディアとは、
1、ペイドメディア(Paid Media)
2、アーンドメディア(Earned Media)
3、オウンドメディア(Owned Media)
のメディアの総称です。
具体的に解説しますね。
ペイドメディア(Paid Media)
ペイドメディアは、Paidが表しているようにお金を支払うことで出すことができるメディアのことです。
例えば、チラシや広告、リスティングを出して見込み顧客を集めるメディアのことを指します。
アーンドメディア(Earned Media)
アーンドメディアは、お客様の評価を集めるためのメディアです。
例えば、FacebookやInstagram、YouTubeがそうです。
メディアを視聴したお客様に「いいね!」や「love」をしてもらうことで、お客様があなたの会社をどう思っているのかという評価を集めることができます。
オウンドメディア(Owned Media)
オウンどメディアは、自社専用のメディアということです。
今、多くの企業が最も力を入れているメディアでもあります。
自由に情報発信ができることが最大の魅力ですね。
SNSとオウンドメディアの違いとは
公園と私有地のような区別
トリプルメディアを構成する3つのメディアについてお話ししました。
ここで多くの人が引っ掛かりを覚えるのが、「SNSとオウンドメディアの違いはなんなのか」というところです。
どちらも発信者が自由に情報発信ができるので、一見違いがないように思えるSNSとオウンドメディアですが、きちんと違いがあるのですよ。
例えば、公園と私有地をイメージしていただきたいのです。
SNSとして有名なFacebookは、公園です。
Facebookが管理している広大な敷地の中で、国籍も老若男女問わない様々な人たちが、情報発信をし、情報を収集しています。
オウンドメディアは何かというと,
あなたの私有地です。
あなたが土地も家屋も所有してる店舗といってもいいでしょう。
そこに所属するものの全ての管理はあなたが行なっており、あなたはあなたの意思でもって全てを自由にすることができるのです。
オウンドメディアで忘れてはならないこと
メディアの目的を忘れてはならない
SNSとオウンドメディアの違いについて、イメージできたでしょうか。
企業が自由に設定し、ブランディングをできることで重要視されてきているオウンドメディア。
ここから先のお話でも非常に重要な位置を占めてきます。
ですので、SNSマーケティングのお話をする前にオウンドメディア運用に際して決して忘れてはならないことについてお伝えしますね。
オウンドメディアを運用するにあたって、決して忘れてはならない大切なことは、オウンドメディアの“目的”です。
つまり、“何のためにオウンドメディアを構築するのか”を忘れてはならないのです。
例えば、
・どんな人のためにオウンドメディアを構築するのか
・商品を認知してもらいたいのか
・サービスを広く知ってもらいたいのか
・顧客を獲得したいのか
・口コミを発生させる要因にしたいのか
・見込み客に商品を検討してもらいたいのか
という部分ですね。
なぜ、目的を忘れてはならないかというと、オウンドメディアの目的に合わせて、情報を投稿していく必要があるからです。
その投稿する情報というのも、目的に沿っていれば何でもいいとうわけではありません。
あなたにしか言い得ない専門的な情報であることはもちろんですが、お客様に興味を持ってもらえるような投稿でなければなりません。
お客様が興味を持てないような投稿なら、「この商品をもっと知りたい」「実際にお店に行ったみたい」という行動に繋がらないのです。
「あなたが提供できる知識・情報」+「お客様が知りたい情報」
これを、オウンドメディアの目的に沿う形で発信していくということを忘れないでください。
SNSマーケティングを成功させるポイント
成功への3ステップ
さて、ここからはSNSマーケティングを成功させるポイントについてお話をしていきます。
トリプルメディアの基礎知識とオウンドメディアについての知識なしには、これからお話しする内容も薄くなってしまいますので、先ほどのお話もしっかり覚えておいてくださいね。
多くの企業が活用しているSNSマーケティング。
SNSマーケティングを活用することで、大勢の顧客を獲得したり、大きな売り上げをあげていっている企業が数しれません。
それでは、これからSNSマーケティングを始める方がどんなことに気をつけていけば、成功への近道を歩くことができるのかというと、3つのポイントがあります。
その3つとは、
1、「いいね!」を集める
2、親しみを持ってもらう
3、商品を買ってもらうのは最後
の3つです。
詳しく解説しますね。
「いいね!」を集める
SNSの中でもアーンドメディアとしての機能が大きいSNSの場合。
例えばFacebookは、お客様からの評価を集めるためのメディアとして活用します。
Facebookで「いいね!」や「シェア」がたくさん集まっていけばいくほど、あなたのことを知ってもらえるということですね。
親しみをもってもらう
例えば、新商品を市場に打ち出したときに、すぐにお客様に購入してもらえるかどうかというと、なかなか購入に至らない場合が多いのです。
なぜかというと、お客様との間にコミュニケーションが不足しているからです。
あなたもそうですよね、あまり親しくもなければコミュニケーションさえもほとんど取ったことのない人から「この商品を買ってください」と言われても、警戒してしまってすぐには購入しませんよね。それと同じです。
このお客様との間のコミュニケーション不足を解消するのに一役買うのがSNSです。
SNSで情報発信することで、お客様とのコミュニケーションが取れるようになってきます。
コミュニケーションが取れるということは、それがあなたに対するお客様の親しみになっていくということです。
Twitterで人気の企業公式アカウントがその典型的な例ですね。
商品を買ってもらうのは最後
企業がSNSに投稿をする最終的な目的は「自分のところに集客をしたい」「商品を買ってほしい」です。そうではない場合もありますが、大半の企業は最終目的をそのように設定しています。
そして、多くの企業がこの最終目的を達成しようと、真っ先にSNSで集客や商品の購入を訴え、失敗しています。
ですので、あなたがSNSマーケティングを行う場合は、最終目的は、一番最後のステップであるということを覚えておいていただきたいのです。
まずは、いいね!を集め、次に親しみをもってもらい、最終段階で商品の購入を促し、集客をしていくということをやってみてください。
そうすることで、あなたのお客様は、あなたのことを嫌うことなくあなたの最終目的を受け入れてくれるでしょう。
SNSへの拡散方法
お客様の評価獲得の5ステップ
SNSマーケティングの基本の考え方3ステップについてお話をしました。
次にあなたにお伝えしたいのは、実際にSNSを運用したときにどうやって拡散をしていったらいいのかについてです。
SNSを利用するならば、あなたやあなたの商品についてどんどん知ってもらいたいですよね。
口コミは自然発生的に起こると信じていらっしゃる方がいらっしゃいますが、口コミもSNSでの拡散も意図して起こさなければ起きません。
この章では、アーンドメディアとなるSNSにを徹底的に利用してお客様の評価を獲得していく5つのステップをお話しします。
このステップを踏むことで、SNS運用に途中で挫折することなく、SNSを効果的に利用することができますよ。
その5つのステップとは、
1、投稿する日程を決める
2、自動投稿機能を利用する
3、同業他社の成功事例を研究する
4、組織体制で実施する
5、広告を利用する
です。
各ステップのやり方について、具体的に解説しますね。
投稿する日程を決める
SNS運用でありがちな失敗として、「勢いでやってみたけれど、3日坊主で終わってしまう」があります。
SNS運用で大切なことは、毎日でも3日に1回の投稿でも、投稿を定期的に行うことです。
投稿する時間を決めるのもいいですね。
「毎日この時間は、SNSに投稿をする」と決めてしまえば、サボりたい気持ちを抑えることができますし、SNSを訪れるお客様も「この会社のSNSは〇〇時に投稿される」という風に覚えてくれます。
ですので、SNS運用で一番最初にするべきことは、投稿する日時・日程を決めることです。
自動投稿機能を利用する
定期的に投稿する日時・日程が決まったら、今度はその投稿を他のSNSと連動させましょう。
Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどのSNSは、それぞれが連動させることができます。
例えば、Instagramに投稿した写真をそのままTwitterやFacebookにも投稿することができるのです。
自動投稿機能を使うことで、情報発信が容易になります。
同業他社の成功事例を研究する
定期的に投稿していても、各種SNSを連動させてみてもなかなか反応が上がらないことがあります。
SNS運用をしている側にとってとても辛いことなのですが、こういった状況に直面した場合は、すでに成功している事例を真似してみるのが素早い解決につながります。
もしあなたが、SNS運用で行き詰まりを感じることがあったら、あなたの業界や業種の中で成功している事例や、他業種の手法を真似してみてください。
結果につながるヒントが隠れている可能性が高いですよ。
組織体制で実施する
SNS運用を継続して行っていく場合、会社の規模の大小に関わらず担当の部署の誰か一人だけが運用していることが多いのですが、それはやめてください。
なぜならば、たった一人のモチベーションはそんなに持続しないからです。
SNS運用は簡単に始めることができますが、継続するのは辛く長い道のりです。
一生懸命研究したやり方の結果が出るまでに、長い時間がかかったり、よかれと思ってやったことがきっかけで、ネガティブな反応があったりします。
そんなときに、SNS運用を一人で行っていると吐き出す場所がないのです。
逆に、SNS運用で成功したとしても共有できないのです。
孤独ですよね。もしかしたら、SNSの担当者がSNSに投稿すること自体をネガティブに捉えてしまうかもしれません。
ですので、SNS運用をするのであれば、チームで行ってください。
チームで行うことによって、投稿の良し悪しや結果を共有することができ、モチベーションを保つことができます。
SNS運用では、何よりも継続が大切です。
毎日のネタ探しや、モチベーションの維持のためにも必ずチーム化して行うようにしましょう。
広告を利用する
最後に、広告を利用してみてください。
ここまでは、自分たちだけで努力をする方法でしたが、自分たちだけでの努力では限界を感じるときがくるかもしれません。
そんなときに、広告費にお金を回すことによって、自分たちの力だけでは広がりきらなかったお客様へも露出するようにしていくことができます。
マーケティング動画の戦略
動画の導入なしに認知なし
SNS運用についてお話をしました。
SNS運用をしていくにあたってぜひあなたに取り入れていただきたいのが、動画マーケティングです。
動画マーケティングとは、平たくいうと「自撮りをした動画をお客様に見せる」というものです。
動画マーケティングをすることによって、お客様はあなたのことを認知しやすくなります。
というのも、FacebookやInstagram、企業のホームページなどで、お客様への露出が高いもののほとんどが、動画を利用しているのです。
インターネット上の広告ですら、動画が主流になりつつあります。
ですので、これからSNS運用を始めるのであれば、ぜひ動画マーケティングを取り入れて同時運用をしていただきたいのです。
といわれても、どんな動画を作ればいいのか困ってしまいますよね。
そこで、この章では動画作成にあたって考えるべき3つのことをご紹介します。
その3つとは、
1、動画作成の目的
2、誰のための動画なのか
3、どんなコンテンツを作るのか
の3つです。
簡単に説明しますね。
1、動画作成の目的
動画に限らず、どんなコンテンツを作成するときにも大切になってくるのですが、動画を作成する際は、その目的を明確にしてください。
この部分がぼやけていると、動画を作ったはいいけれど、結局誰の目にも触れなかったという事態を招きかねません。
2、誰のための動画なのか
目的を明確化したら、その動画を見て欲しい人は誰なのかも明確にしてください。
つまり、ターゲティングするのは誰なのかということですね。
3、どんなコンテンツを作るのか
目的とターゲットが明確化したら、どんなコンテンツを作成するのかを考えていきます。
この動画コンテンツについては、Googleが推奨している「HHH戦略」というものがあります。このHは、3つの動画ジャンルの頭文字を取ったものです
これについては次の章で詳しく解説しますね。
HHH戦略の3つのH
H=ヒーロー(Hero)動画
1つ目のHは、ヒーロー動画のHです。
ヒーロー動画とは例えば、感動する・面白いと思えるような動画、興味を湧きたてるような動画のことです。
ヒーロー動画の役割は、口コミを作り出す、メディアに取り上げられるといったような、多くの人に知ってもらう役割があります。
H=ハブ(Hub)動画
2番目のHは、ハブ動画のHです。
ハブ動画は、見込み客を誘致するための動画になります。
自分たちが伝えたい情報をどんどん発信していく動画ということですね。
例えば、コンテンツの使い方、他の商品の紹介、インタビュー動画がこのハブ動画にあたります。
H=ヘルプ(Help)動画
3番目のHは、ヘルプ動画のHです。
「使いたい」と思っているお客様を助けるための動画ということですね。
例えば、商品の詳細な紹介や、使い方、Q&A動画がハブ動画にあたります。
まとめ
SNSマーケティングについて、基本的な用語から活用にあたっての考え方・心構えをお話ししてきました。
誰もが気軽に始められるメディアだからこそ、基本戦略や考え方をしっかり持っておくことで、他者の追随を許さないマーケティング手法になりうるのがSNSマーケティングです。
この記事をきっかけに、あなたもぜひSNSを活用してみてくださいね。