ビジネスを成功させるには「アイデアをお金に変える仕組み」の構築が必要不可欠です。
アイデアをお金に変える仕組みの構築を行うには、そのための考え方があります。
また、ビジネスを軌道に乗せ成長し続けさせるにも考え方があるのです。
この記事では、いかにしてあなたのビジネスを高成長させ、売り上げを上げていくのかということについて、解説していきます。
ビジネスの世界で生き残る会社の考え方やマーケティングの手法について具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
利益を上げるビジネスモデルとは
利益ありきで出発するビジネスモデル
自分のアイデアを元に商品やサービスを展開し、それをビジネスにしたいと願う人は世の中に多くいます。この記事を読んでいるあなたもそんな一人でしょう。
ですが、自分が作った商品やサービスから利益を得、ビジネスとして成功できる人はほんの一握りです。
多くの人がビジネスを成功させることができないのは、利益を得るための考え方が誤っているのです。
もっというと、絶対に考えなくてはならないことを考えていないのですね。
絶対に考えなくてはならないことは何かというと「利益ありきで考える」ということです。
実際に作った商品やサービスをお金に変えることができなければ、ビジネスとしては成立しません。
ですが、「利益ありきで考える」ことをしない人が多いのです。
市場テストの段階から意識する
この利益ありきで考えるのは、商品やサービスの市場テストの段階には既に考えていなければいけません。
「市場テストの段階では、利益を考えずにテストをしよう」
という方もいらっしゃいますが、これはあまり好ましくない考え方です。
なぜならば、利益が生じないことで、商品やサービスに改善点が見つかった場合に十分なコストをかけることができないからです。
さらに、集客にもお金をかけることができません。
新商品や新サービスは、開始当初は市場への認知が不十分です。
どんなにいいものを作ったとしても、お客様になるべき人に「こういう商品・サービスがある」と認識してもらえなければ、ないものと一緒です。
ですので、市場テストの段階には既に「何をおいても利益を出す」という意識が必要になってくるのです。
まず、商品・サービスで売り上げを上げるという認識を持ってください。
〇〇円の利益を作るために
そして、「最初に利益ありき」の考え方をする際に絶対に必要な考え方があります。
それは、「この商品・サービスで〇〇円の利益を作る」という考え方です。
「最初に利益ありきで考えてください」
とお伝えすると、
「この商品・サービスでいくらの利益が出そうか」
「自分の商品・サービスではこれくらいの売り上げになるはずだ」
という考え方をする人が必ずいらっしゃいます。
この考え方では、商品・サービスが最初にありますが、そうではなく、最初に利益を考えるのです。
自分が作った商品・サービスをビジネスとして成功させたいのであれば、あなたが考えなければいけないのは
「〇〇円の利益を得るために、この商品・サービスを作る」
なのです。
利益なしにはビジネスは継続しない
利益を出すためのアイデアを出す
「いいアイデア」や「いい商品」「いいサービス」は世の中にたくさんあります。
しかし、その全てがビジネスとして成功しているかといえばそうではありません。
なぜならば、ビジネス継続や成功のためには利益を上げることが必要だからです。
そのアイデアや商品・サービスが“いい”ことと、“利益が上がる”ことは別問題なのです。
ビジネスとして成功せず、継続もできないということは、そこまでかけてきた時間やコストが無意味なものになってしまうということです。
そうはなりたくないですよね。
ですので、「最初に利益ありき」を基本に
「いかにして利益を出すか」
「利益を出すために必要なアイデアを出す」
ことを考えることは、ビジネスを成功させ継続させるためには必要不可欠なことなのです。
具体的に言うと、この考え方をすることによって、あなたのビジネスは日増しに成長していくことができるのです。
成長し続けるためのビジネスモデル
グロースハック・マーケティング
起業にあたって「利益ありき」で考えるというお話をしました。
次にあなたにお伝えしたいのは、あなたが構築したビジネスを常に成長し続けさせるビジネスモデルについてです。
グロースハック・マーケティングといいます。
グロースハック・マーケティングとは、アメリカのシリコンバレーで成功を収めている企業が行なっているマーケティングのことです。
アメリカの最先端のビジネスが行われているシリコンバレーで会社が成功できる確率は、0.003%と言われています。1000社あったとして、たった3社しかビジネスとして成功できないという確率ですね。
こういった厳しい環境で成功する企業が行なっているマーケティングなのです。
成長し続けるマーケティング
グロースハック・マーケティングについて言い方を変えると、成長し続けるマーケティングと言い換えることができます。
グロース(Growth)は英語で「成長」です。そしてハック(Hack)は、柔軟にクリエイティブに問題を解決するという意味です。
つまり、グロースハック・マーケティングとは問題をクリエイティブに解決し、成長をし続けるマーケティングです。
グロースハック・マーケティングの考え方
成功ではなく成長を狙う
「グロースハック・マーケティングとは問題をクリエイティブに解決し、成長をし続けるマーケティング」
といわれても、実際にどのように実施すればいいのかわかりませんよね。
ですので、グロースハック・マーケティングを実施する際に、必要な考え方からお話していきます。グロースハック・マーケティングを行うためのマインドセットといってもいいでしょう。
グロースハック・マーケティングを行うにあたっての考え方は、
「グロースハック・マーケティングは成功を狙うマーケティングではない」
です。
成功を狙っているのではないなら、何を狙っているかというと、成長を狙っているのです。
成功ではなく、成長です。
成長を狙うための4つの考え方
グロースハック・マーケティングの基本
そして、成長を狙っていくために、必要な考え方は具体的に4つあります。
1、成長するための手段を選ばない
2、毎日1%の改善を行う
3、失敗の数を早く積み重ねる
4、成長は全ての癒しである
詳しく説明しますね。
成長するための手段を選ばない
グロースハック・マーケティングでは、成長するための手段を選んではいけません。
「例えばこういう方法がある」
「まずそれを試してみましょう」
「テストしてみましょう」
このような形で選んでいたら、選択するだけで時間がかかってしまいます。
成長するためのアイデアや、改善のためのアイデアがあったら、まずそれ試してみるという精神と実行力が必要になります。
毎日1%の改善を行う
「毎日1%の改善を行う」ということは、言い換えれば、「どんなことをすれば反応が上がるのかを毎日考える」ということです。
1%とというのがポイントです。
つまり、グロースハック・マーケティングではいきなり爆発的なヒットを狙うのではなく、毎日の小さな改善により、日々成長していくことを狙います。
例えば、コピーライティングの部分であれば、
「フォントを変えたら、もっと明るい印象に変わるのではないか」
「商品説明時のレジュメの紙質を上質なものに変更すれば印象が変わるのではないか」
というようなことになります。
失敗の数を早く積み重ねる
この考え方で注意していただきたいのは、早く積み重ねるのは「失敗の数」でありって「結果の数」であることです。
そもそも、グロースハック・マーケティングの考え方はとても特殊です。
失敗を前提としているんです。
失敗を早く積み重ねることがなぜ重要かというと、失敗事例を早く多く作ることにより、改善策などを素早く見つけることができるからです。
成功する人は失敗から多くを学ぶといわれているように、数多くの失敗事例を素早くこなすことで、学習し成長していくことが可能なのですね。
成長は全ての癒しである
グロースハック・マーケティングを実施するにあたって、最も重要な考え方といっても過言ではないのがこの「成長は全ての癒しである」という考え方です。
これまでの3つの考え方を読んでいただいて、イメージしていただきたいと思うのですが、グロースハック・マーケティングを実際に行っていくと、肉体的にも精神的にもかなり負荷がかかります。
そこで、グロースハック・マーケティングを実施する際に、
「成長し続けているのならば、全ての過程は無駄ではない」
というこの考え方が強い支えになるのです。
グロースハック・マーケティングは、成長することを目的としたマーケティングです。
ですので、たとえ結果が出ていなくても、成長し続けてさえいれば、全ての過程というのは正しいのです。
まとめ
ビジネスの世界で勝ち残るための考え方についてご紹介しました。
利益を上げるビジネスモデルを構築するためには、「利益ありき」で考えること。
成長し続けるためにグロースハック・マーケティングを導入すること。
また、グロースハック・マーケティングは、成功よりも成長を目的とするのでしたね。
あなたが、ビジネスの世界で利益を上げ成長し続けたいと思っているのでしたら、ぜひ今回ご紹介した内容を実践してみてください。